高山市長が初登庁 副市長は当面不在
任期満了に伴う伊勢原市長選挙(9月23日投開票)で初当選を果たした高山松太郎市長(62歳)が10月1日の朝、伊勢原市役所に初登庁した。この日は、市幹部職員約100人を前に訓示を行い、情熱と愛があれば困難を乗り越えられる、10万市民のために力を借りたいと話した。市役所内の全ての課と関係各所を回った。高山市政がこれから始まる。
台風一過の秋晴れの朝、市役所に到着した高山市長は、約150人の市職員や支援者に拍手で迎えられ、職員から花束が贈られた。
市長室に入った高山市長は、椅子の具合を確かめるように座り、「緊張するね」とひとこと。間もなく初仕事となる会議へ出席した。
市幹部職員を前にした訓示では「市民のために何ができるのかが原点。情熱と愛を持ってすれば困難を乗り越えられる。伊勢原10万市民の幸せのため皆様の力を借りたい。きつい事、厳しい事をお願いするかもしれないが、只々、将来の伊勢原のため、市民の福祉向上のために全力で取り組んでいきたい。よろしくお願いします」と話した。
職員を代表して鈴木教之教育長は「伊勢原を愛する気持ち、これは市長も職員もまったく同じ。困難な状況を職員一同、一致団結して市長の意思を基本に共に歩んでいきたい。よろしくお願いします」とあいさつ。就任式終了後、高山市長は幹部職員一人ひとりと力強く握手を交わした。
記者会見では、この日の青空に触れて、「この5年間、県に行って伊勢原を見た。この青空に職員と一緒に将来の伊勢原のビジョンを描ければ」と話す。
不在となっている副市長の人事は内部を見てからと、当面の間は不在のままで進める。また、来年度から始まる新総合計画も見直しを進め、場合によっては来年以降にずれ込む可能性も示唆した。市長給与は準備が整い次第、前市長と同じく30%をカットする方針。
具体的な政策はまだこれから。選挙戦で掲げた、財政や観光振興など6つの課題解決を主に、10月中旬以降に開かれる臨時議会で方針を明らかにしていく。
高山市長のネクタイは開票日と打って変わってブルー。「穏やかな気持ちで」と笑顔で話した。
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