防犯活動に貢献した全国の個人・団体をたたえる防犯功労者表彰が9月27日、都内の明治記念館で開かれた。伊勢原市からは下落合在住の佐藤治男さん(67歳)が最高位にあたる「防犯栄誉金章」を受章した。
警察庁長官と公益財団法人・全国防犯協会連合会会長との連名で行われるこの表彰。各地の警察から推薦された個人・団体のなかから受章者が選ばれる。
佐藤さんが受章した防犯栄誉金章は、個人に送られるもの。原則として銀章を受章してから3年以上が経過し、永年にわたり防犯活動に尽力し、さらに犯罪の防止に抜群の功労があったと認められる者が対象と規定されている。
今年度は全国で94人、県内では佐藤さんを含め6人が選ばれた。受章について佐藤さんは「地域の子どもたちが安心して過ごせるように、と今日までやってきました。表彰状を頂けたことは光栄であり、励みになります」と喜ぶ。
「なんとかせねば」
佐藤さんは1981年に南落合自治会の役員となり防犯指導員の委嘱を受けた。当初は1期で役を降りる予定だったが、当時地域の児童が痴漢被害に遭う事案が目立っていたこともあり「なんとかせねば」と活動を継続した。登下校の見守り・地域巡回パトロール・イベント警備など、佐藤さんは防犯活動をこれまで16期32年にわたって実施。07年からは防犯指導員部会の副部会長も務める。
「『どうせ好きでやっているんでしょ』と言われたこともありますが(活動の目的は)明るく過ごせる地域を守りたいから」と佐藤さん。そんな思いで重ねた地道な活動が評価され、98年に防犯栄誉銅章、06年には防犯栄誉銀章をそれぞれ受章している。
「今後も続けたい」
佐藤さんの活動は防犯指導員だけにとどまらない。1989年に防犯連絡員に委嘱され、地域防犯連絡所・成瀬支部役員として活動を続けている。
自宅には防犯連絡所に指定されていることを示す看板(=写真)が掲げられている。佐藤さんは「自宅はいざという時の駆け込み寺」と話す。今後については「できれば今後も地域の見守りを続けていきたい」と意気込んだ。
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