10周年を迎えた「いせはら手作り甲冑隊」の立ち上げから参加する唯一の女性メンバー 若林 ミヤ子さん 伊勢原在住 68歳
甲冑作りにのめり込み
○…祭りや催しで勇壮な武者行列を披露している「いせはら手作り甲冑隊」が、今月で10周年を迎えた。現在98人が所属する甲冑隊も発足時はわずか4人。その中で唯一の女性メンバーだった。「皆様のご協力でここまでやってきました。感謝でいっぱいです」。笑顔の先には色鮮やかな甲冑がずらりと並ぶ。「完成までに半年以上かかりますが、自分の甲冑でパレードに参加すると、大変な思いもすべて忘れちゃいますね」
○…夫婦で小田原の手作り甲冑隊に入ったのがきっかけ。ご主人が先に活動を始めたが、楽しそうな様子を見て「私も」と続いた。物作りが好きだったこともあり、すぐにのめり込んだ。2年後には「伊勢原にも作って道灌パレードを練り歩こう」と有志の輪が広がり、現在の甲冑隊が誕生した。発足以来、隊の事務局長を務める。最近では市外からの出演依頼も多く、昨年は33件のイベントに参加した。「体力が心配だけど依頼されてうれしい。全部受けるつもり」と意気込む。
○…福岡県に生まれた。小さいころから運動が得意で、中学時代は陸上部で活躍した。高校卒業後に上京。19歳で神奈川県内のバス会社に就職した。社内で知り合ったご主人とは23歳で結婚。その後、横浜市内の社員寮から伊勢原に移り住み、2男に恵まれた。母になっても趣味としてランニングを続けた。30歳から49歳まではなんと、毎年フルマラソンを完走。「いつまでも元気が私の取り柄」と笑顔で胸を張る。
○…「数年以内に道灌パレードで100人行列を達成する」。立ち上げメンバーとしての悲願だ。それと同じくらい強い思いもある。「県内にはこれから甲冑隊を始めようとする所もあります。そうした人たちのお手伝いをしたいんです」。川崎や大和で少しずつだが交流の輪は広がってきている。「私たちの力で地域の皆さんに少しでも貢献できたらうれしいですね」―。次の10年も夢は尽きない。
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