第46回伊勢原観光道灌まつりが10月5日・6日に開催され、2日間で延べ28万人が来場した。天候にも恵まれ、今年も「市内最大のお祭り」にふさわしい盛況となったが、駅南口に例年の盛り上がりはなかった。
パフォーマンスステージの「駅南口広場」が安全上の理由で設置されなかったことがその原因だ。毎年、歌やダンス、楽器演奏で盛り上がっていた一帯は、祭り期間中、バスが通常運行していた。
なぜ、なくなった
これまで、伊勢原駅前に発着する神奈中バスは祭りの2日間、南北両方のロータリーが閉鎖されるため、南口の県道61号線「伊勢原駅入口」信号から「桜台」信号までのおよそ200メートルを発着点にしていた。 しかし、進入してきたバスが方向を変え再び発車するには、一方通行の脇道にバックで入り方向転換をする必要があった。ここは狭い路地であることから、人身事故が懸念されてきた。 さらに、祭りが行われる午前10時から午後8時までの10時間に発着するバスはおよそ500台。路上で係員が吹く誘導笛が鳴り止むことはなく、近隣住民のクレームになっていたという。
こうした現状に神奈川中央交通(株)伊勢原営業所が待ったをかけ、伊勢原警察署も重い腰を上げた。これまで警察は南口の規制には乗り出してこなかった。片山真副署長は「駅周辺の祭りでは少なくとも片側のロータリーを空けないと火災や事件発生時に緊急車両が入れず危険」と説明。これまでの対応については「安全第一の観点からすれば、お祭りを優先してきた今までの対応に不備があったと言わざるを得ない」とした。
今年の道灌祭りも例年通り、特に事故もなく幕を閉じた。神奈中の鳥海敏克所長は「(来年については)地域の皆様と話し合いながら決めていければと思いますが、企業としては乗客の利便性、法律遵守の点から、今年同様にできれば」とコメント。
片山副署長は「今年のお祭りも安全に終わった。来年も今年と同じ形で開催するべきだと祭りの実行委員会にはお伝えしたい」としている。
元の活気を取り戻したいと訴える南口の商店主たちも多い。今後の動向に注目が集まる。
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