大山 学校付近 両側にカラー舗装 安全対策に効果期待
市内子易を走る県道大山板戸線のバス停「菊屋前」から阿夫利園周辺までの約400mで10月17日、交通事故防止に向けたカラー舗装(通称グリーンベルト)工事が今年1月に続き行われ、道路の両側に舗装が施された。これは通学路点検の結果、大山小学校(能條公夫校長)が要請したもの。市内の県道に同工事が施工されるのはこの地区が初めて。
カラー舗装とは、道路の片側または両側の一定幅に色をつけることで、ドライバーに歩行者が通行するスペースを認識しやすくするもの。設置される場所として、主に歩行者や車の通行量は多いが、道幅が狭いため歩道が整備できない住宅密集地などに施される。
大山小学校では、学校とPTA、地元自治会、警察などが毎年7月に共同で道路の危険箇所調査を行う通学路安全点検で、対応が必要な箇所を発見。児童がより安全に歩けるようにと、市へグリーンベルトの設置を要請した。今年1月には道路の片側で工事が行われ、今回両側の設置が完了。今後は来年1月末までに、阿夫利園よりさらに先の市道まで設置される計画だ。
グリーンベルトの設置は、市内では2008年頃から開始され、以降通学路や駅周辺など現在まで19ヵ所で工事が行われてきた。市土木部道路整備課によると、ここ数年でPTAをはじめ市民からの要望も増え、認知度も上がってきている。市も総合計画の重点施策の一つとしてグリーンベルトの設置を推奨している。
事故防止に一役
全国的にも、通学路などの危険箇所を点検し、安全対策を取る動きは広がっている。2012年4月に京都府亀岡市で登校中の児童などの列に自動車が突っ込む事故が起こり、以後相次いで通学中の児童が死傷する事故が発生している。
これを受けて同年、文部科学省、国土交通省、警察庁が連携し、全国の公立小学校などで緊急合同点検の実施を呼びかけた。対策の一環として、グリーンベルトの設置を要請した小学校も多いという。
2009年に学校周辺に設置を行った市立桜台小学校。中村さゆり校長によると、設置以降は通学路で1度も事故が発生していない。また、保護者から子どもを安心して通学させられるといった声も上がっている。大山小学校でも、道路を広がって歩かないようにと、生徒たちに意識づけしやすくなったという。
同校の能條校長は「少しでも対策ができてよかった。今後もより多くの場所に設置してもらえるように、要請していきたい」と話した。
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