第51回技能五輪全国大会の自動車板金部門で金メダルを獲得した 柾屋 貴紀さん 東成瀬在住 20歳
先輩の思いを胸に
○…全国から23歳以下の青年技能者が集まり、電子技術から金属、情報通信、サービス、ファッション、建設まで、40種目に分かれ技術日本一を競う―。日産自動車(株)の代表の一人として、自動車板金部門に出場。2度目の出場で念願の金メダルを獲得した。「嬉しい。昨年は銅メダル、先輩の流した涙が忘れられなかった。後輩に悔しさを残さないために勝ちたかった」と優勝を振り返る。
○…自動車板金部門は、7・5時間の制限時間で鋼板から材料を切り出し、手工具だけで延ばして曲げて、図面通りに仕上げる競技。約3カ月前に発表された課題は、大会までに100個以上を製作。選手として体力トレーニングに始まり、一日中ハンマーを手に技術を磨いた。入社まで板金は全くの初心者で「先輩についていくのも大変。最初に作ったものはすごかった」と笑う。作業台に飾られる「必勝」の寄せ書きは、所属する車両技術開発試作部が大会前にくれたもの。読んでうれし涙を流したことも。「ノウハウや技術を後輩に伝え、モノづくりをする人が一人でも多く育ってほしい」と話す。
○…岩手県生まれ。野球一筋の少年時代、父親に買ってもらったプラモデルがモノづくりの原点になった。図工や技術の授業が好きで、モノづくりを学ぶために地元の工業高校に進学。同じ頃から車に興味を持ち始めたこともあり、日産自動車を就職先に選んだ。就職する直前に遭った東日本大震災、地元を離れることを心配しつつの上京だった。「友人たちは元気。自分は恵まれている。戻るたびにみんなの頑張る姿に勇気づけられた」と話す。
○…体力作りに土・日は市内をランニング。趣味のプラモデル作りは今も継続中で、最近作ったのは日産のGT‐Rだという。所属する職場の野球チームの活動もこれからの楽しみ。「自然が好きなので、伊勢原の自然スポットを巡りたい」と笑った。
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