119は本当に必要な時に 火災・救急・救助概要を発表
伊勢原市消防本部(高橋登消防長)はこのほど、2013年の「市内火災・救急・救助等概要」をまとめた。救急件数は過去最高となる4518件となり、火災についても12年に比べて増加の傾向となった。
概要によると、救急件数は2007年の3667件から毎年、前年を上回る出動件数となっている。65歳以上の高齢者が2231人52・8%と、全体の半数以上を占める。高齢化や昨夏の猛暑による熱中症などが救急出動件数が増加している主な原因だという。
安心をめざす
市消防本部では、2011年に山形県で救急車が出動せずに大学生が死亡するという事件などもあり、通報時の重篤判断を慎重に行っている。
2013年の1日平均出動件数は12件。市には本署・南分署・西分署に各1台の3台の救急車を配備。救急搬送が重なった場合にも対応できるように予備車両も1台あり、それでも間に合わない場合、他市への要請や消防隊が先に現場に駆けつける体制を取る。
市内でも、いたずらやタクシー代わり、早く診察を受けられるなどといった緊急を要しない不正な利用もあるが、市消防では現場での確認を第一に考え、要請があれば基本的に出動する方針だという。消防総務課では「本当に救急搬送が必要な人のため、119番の適正利用を呼び掛けていきたい」と話す。
火災等も増加
火災の発生件数は12年の19件から30件増加となる49件。このうち15件は昨年市内で相次いで発生した自動販売機の現金を狙った放火。建物火災も昨年の10件から15件へと増加をしたが、住宅用火災警報器の設置が進み、小火で済んだケースが多いという。
救助出動についても前年を74件上回る660件。大型台風の接近などの伴う風水害の救助出動などが増えるなか、重症者や高層階(3階以上)に救急隊と消防隊が出動する救急支援出動も467件と毎年増加している。
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