石倉中遺跡 大山道など多数出土 埋めたてを悲しむ声も
市内上粕屋の石倉中遺跡で3月1日、国道246号バイパス(厚木秦野道路)建設に伴う発掘調査で出土した遺跡の見学会が行われた。
公益財団法人かながわ考古学財団が、昨年9月から行っている今回の調査。これまで、縄文時代から近世までの建物跡や古墳の集溝、土器など多数の遺構・遺物が発掘されている。
中でも、江戸時代に造られたとされる道路跡は、大山に向かう経路の上に位置し、上幅が約8m、下幅が約4mと大規模なものであることから、参詣のための大山道ではと推測されている。ほかに、当時実際に使われていた階段跡が残る、竪穴式の建物跡なども見つかった。
当日は悪天候にも関わらず、午前と午後で116人の見学者が来場。現場のスタッフに熱心に解説を求める姿が見られた。
今後は3月末まで調査が続けられ、その後、現場は国道246号建設の工事で埋め立てられるという。参加者からは「近くにこんな遺跡があるなんて知らなかった。なくなってしまうのは、もったいない」という声が上がった。次回見学会の開催は未定。
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