“神社で体操”静かなブーム 伊勢原大神宮で毎朝開催
市内伊勢原にある伊勢原大神宮(宮本佳昭宮司)の境内で、昨年8月から毎朝ラジオ体操が行われている。市民有志による「大神宮ラジオ体操会」が行っているもので、健康づくりだけでなく地域交流の場にもなっている。
「毎朝6時半に流れるラジオ体操。やりたい人が自由に集まって、みんなで楽しんでいます」。そう話すのは、大神宮ラジオ体操会の発起人でもある田野尻光博さん(62歳)。
2年ほど前に大病を患い、健康づくりとして朝のウォーキングを始めた田野尻さん。その一環でラジオ体操を思いついたという。最初はラジカセを持参して、1人でやっていたが、徐々に仲間が増え、今では毎日15人ほどが参加。週末には20人以上が集まることもある。場所を提供してくれる伊勢原大神宮への感謝を込めて名称は付けてはあるものの、入会制度やメンバーの名簿を作るわけでもなく、今でも自由参加のスタイルで活動している。宮本宮司は「健康志向の時代。健康と地域コミュニティづくりに神社を活用して頂ければ嬉しい。これからも長く続けてください」と話す。
これまでの活動は、雨の日と正月三が日以外の毎日。集まる人は地元の70代が中心で、体操前には神社にお参り、体操終了後は「今日も良い一日を」が合言葉になっている。毎朝の準備もする田野尻さんは「雨の日でも、気になって見に行ってしまいます」と、体操が日課になっている。
会では先日のチャレンジデーにも参加。春にはみんなで持ち寄って神社でお花見会も実施した。参加者の多くが朝の散歩などで顔見知り。集まることで会話もでき、毎朝の楽しみの一つとして参加する人が多いという。「朝は空気が良く、ラジオ体操で早起きすることで清々しく一日を始められます。毎日やっているので、気軽に参加してください」と田野尻さんは話した。
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