「2014さわやか全日本一輪車競技大会」(主催/公益社団法人日本一輪車協会ほか)のソロ演技部門が11月23日、静岡市北部体育館で行われ、高校生以上女子の部に出場した向上高校の鈴木ちひろさん(2年)が準優勝した。
この大会は、一輪車のソロ競技としては国内最高峰で、鈴木さんにとっては今回が8度目の挑戦となった。昨年は納得の演技ができず4位に終わり、今回は得意の足上げ(写真右)をはじめ得点に影響しやすい芸術面の強化に取り組んだ。しかし、今夏の国際大会の疲れやハードトレーニングから腰痛を発症。「歩くだけでも痛い」という状況のなか、湿布や痛み止めを使って練習を続けた。
「本番では緊張感もあって痛みは感じなかった」という鈴木さん。演技が始まると周囲の心配をよそに右足を大きく持ち上げ、会場を優雅に旋回した。
2分半の演技が終わると再び腰に痛みが走ったが、会場から贈られた拍手に笑顔で応えた。準優勝は自身にとって過去最高の成績だが、「うれしさと悔しさが半分半分」と振り返る。演技中、ただ1度だけ床に足をついてしまい、これが勝負の分かれ目となった。
来年7月の全日本大会にむけ練習を再開した鈴木さんは「もっと練習をしてミスのない演技を目指します」と笑顔で誓った。
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