中央公民館で伊勢原村の展示会を開催している「伊勢原郷土史研究会」の会長 渡部 満男さん 東成瀬在住 78歳
原動力は探究心と郷土愛
○…かつて伊勢原小学校の周辺から伊勢原大神宮にかけ、伊勢原村が存在した。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年は、伊勢原村の誕生400周年にあたるという。「5年後は伊勢原もオリンピックフィーバーに沸くはず。同じように開村の節目も皆で盛り上がりたい」と40人の会員とともに意気込む。展示会では、伊勢原村の歴史や当時の生活などを紹介。「昔は上粕屋村に下糟屋村、三ノ宮村もあったのに、なぜ『伊勢原市』になったのか。展示会ではその理由も分かりますよ」と笑顔で来場を呼びかける。
〇…福島県に生まれた。磐梯山のふもと猪苗代町で少年時代を過ごし、21歳の時に茨城県にある日立製作所に就職した。1961年に系列会社に出向が決まり、川崎市にやって来た。その2年後に結婚、上粕屋に新居を構えた。しかしその後、東名高速道路の工事で転居を余儀なくされ、89年、東成瀬に移り住んだ。伊勢原に暮らして50年あまり。「自然豊かで子育てがしやすい上粕屋、厚木にも近くて生活しやすい東成瀬。どちらも好きです。伊勢原はつくづく魅力あるまち」と郷土愛をのぞかせる。
〇…伊勢原郷土史研究会に入ったのは定年を過ぎた62歳の時。「サラリーマン時代は仕事に追われ、地元に目を向ける機会もあまりなかった。まだまだ伊勢原について知らないことは多いなと思ったんです」。地元を知るために入った研究会が今では生活の中心にある。入会から16年目を迎え「だいぶ詳しくなりましたよ」と少し誇らしげだ。「展示会をはじめ、研究会として伊勢原に貢献できればうれしいですね」と今後の活動にも意欲をみせる。
〇…趣味は旅行。時間を見つけては奥さんと一緒に国内をまわるそう。「生まれ育った福島も、伊勢原も、これまでに訪れた土地もそれぞれに素晴らしさがありました。これからも日本各地を広く深く知りたいですね」。探究心は尽きない。
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