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阿夫利睦 「不動明王像」を修復 古の「道標」大山古道に

文化

掲載号:2015年3月27日号

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 大山の南尾根を通る大山古道。伊勢原と秦野の市境に位置する「イヨリ峠」で3月17日、480年以上前に建立され、古道の衰退により破損していた不動明王像の石碑が再建され、開眼式が行われた。

 大山古道は秦野市寺山と大山の旅館街を結ぶ約5Kmの山道。古くは秦野からの大山詣りや生活道として多くの人に慣れ親しまれ、年間で20万人が利用していたとも言われている。長い年月が過ぎ、交通網の整備や、道の荒廃などにより古道の利用者はほとんどいない状態となっていた。

 大山阿夫利神社秋季例大祭保存会として、大山地区を中心に活動する「阿夫利睦」(磯崎敬三会長)では、発足20周年を迎えた3年前に、記念事業として古道の整備再生を計画。約350年前の道標を修復して大山新道に移設し、大山古道沿いにある「禊の大滝」の整備なども行った。

 今回修復された不動明王像の石碑は高さ約2m。約480年前に道標として、当時の地主・木村由松によって建てられたとされている。しかし長年の荒廃で石碑部分が折れ、不動明王像の上半身も欠損し、放置されていた。阿夫利睦では不動明王に整備した大山古道を見守ってほしいと、日向の(有)秋山安太郎石材に協力を得て修復。このほど設置に至った。

 開眼式には阿夫利睦に加え、木村家の子孫である木村正弘氏、まほら秦野みちしるべの会ら約20人が参加。大山寺・常住の篠宮聖尚氏により不動明王像に魂が込められた。木村さんは「長い間、気になっていた。ありがたい。子どもたちに伝えていきたい」と話す。また磯崎会長は「昔から使ってきた道。ハイキングコースとして多くの人に利用してほしい」と話した。

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