第48回伊勢原観光道灌まつりのポスターをデザインした 篠崎 鮎美さん 東海大学教養学部芸術学科4年 21歳
飾らない ありのまま
○…紅葉舞う茜色の空を背に、伊勢原ゆかりの武将、太田道灌が馬上で弓を引く。笠を深くかぶった横顔にあえて眼は描かなかった。「瞳が放つインパクトは大きいので、そこは描かないでおこうと。道灌公のイメージはそれを見た人の想像力に委ねようと考えました」。道灌まつり会場で配られるパンフレットの表紙にも採用された作品は、パソコンソフトを使って夏休みの1カ月で完成させた。三度目の正直で学内コンペを突破し、明日からの2日間で20万人以上の目に留まる。「お祭りが盛り上がるきっかけの一つになってくれたら」と瞳を輝かせる。
〇…平塚市に生まれ、弟の影響で小学3年の時にサッカーを始めた。「内気な性格でした」と振り返るが、50人以上の男子に混じってボールを追いかけ、卒業後はフットサルの女子クラブチームに入った。一方、工作や絵画が得意な祖母へのあこがれから、中学校では美術部に所属した。伊志田高校でも美術部とフットサルを両立し、現在も厚木市の社会人クラブで競技を続ける。大学では芸術学科に学び、来春からデザイナーの道に進む。「アートもスポーツも私にとって不可欠な存在。バランスよく取り組みたい」と前を向く。
〇…この夏、長い髪を30cm切った。「その方が運動もしやすいので。見た目より効率重視です」。おしゃれは人並みに気にするが、女性ファッション誌はあまり読まない。「みんなと同じ格好を目指すのではなく、自分らしく、ありのままでいたいですから」。白のトップスにジーンズ姿で卒業制作に励んでいる。飾らない笑顔が印象的だ。
〇…趣味はお菓子作り。得意のプリンを家族によく振る舞うそう。卒業にむけて多忙な毎日を送るが、道灌まつりには行くつもりだ。「小さいころよく連れて行ってもらったお祭りですから。今度は私が親を連れていけたら良いですね」。学生最後の道灌まつりは、きっと一生の思い出になる。
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