大雨や台風による河川の増水を想定した「伊勢原市浸水想定区域防災行動訓練」が1月16日、伊勢原中学校と石田小学校で行われた。当日は訓練対象となる大田地区と成瀬東地区の一部の市民、協力団体ら275人が参加。避難経路の確認や、土のうの積み方などを学んだ。
この訓練は、昨年9月に起こった茨城県常総市の洪水被害や、昨今の異常気象による大雨・台風の増加を受け、今回初めて計画・実施されたもの。
当日は、集中豪雨の影響で渋田川・歌川の水位が上昇し、避難判断水位に達したという想定で、対象となる大田地区と成瀬東地区の一部、計12自治会が各々の避難先である伊勢原中学校と石田小学校に避難した。
会場では市職員や消防団が、防災備蓄品である緊急畳や緊急毛布、アルミシートを紹介し、使用方法を説明したほか、防災講話もあり、渋田川・歌川を中心に、過去に発生した市内の浸水被害や浸水想定区域についての説明もされた。
後半には、土のうの設置方法や水のうの作り方などの実技訓練が行われ、参加者たちは実際に手に取り、体を使いながら方法を習得。また、伊勢原中学校には300ミリの雨量を体験できる豪雨体験車が用意され、これまでに体験したことのない強い雨に参加者たちは悲鳴を上げながら、その猛威を体験した。
訓練に参加した下谷在住の野村真さん(41歳)は「もの凄い雨でした。今後は強い雨の日には不要な外出を控えるなどして注意していきたい」と感想を話した。
市防災課では「これまでは地震を想定した訓練が多かったが、今回をきっかけに水害の訓練も継続していきたい。自宅周辺の水深や避難経路の確認をお願いします」と話した。
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