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新たに文化財が追加 獅子頭が国指定に答申・高部屋神社は国登録

文化

掲載号:2016年4月22日号

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答申された獅子頭(写真提供/市文化財課)
答申された獅子頭(写真提供/市文化財課)

 県内でも有数の文化財を保有する伊勢原市。このほど日向薬師・宝城坊が所有する獅子頭が、国指定重要文化財に指定の見通しとなり、高部屋神社は国登録有形文化財に登録された。今後も市内に伝わる貴重な文化財を守っていく動きが強まっている。

 現在市内には、国指定重要文化財が11件、国登録有形文化財が8件あり、どれも歴史的・文化的に貴重なものだとされている。今回新たに2つの文化財が追加されることを受け、市文化財課では「これをきっかけに多くの人に知ってもらい、地域活性につながれば」と今後に期待を寄せている。

宝城坊の獅子頭

 1955年に県の重要文化財に指定されている宝城坊の獅子頭は今回、国指定重要文化財となる見通しとなった。3月11日に文化審議会から文部科学大臣へ答申があり、今年の夏から秋頃、正式に指定される予定。

 獅子頭は、獅子舞の際に用いられる面。宝城坊にある雌雄の獅子頭は、鎌倉時代につくられたと考えられる県内最古のもの。縦37・5センチ、横43センチほどの大型のもので、表面には黒漆が塗られている。表面仕上げが当初のものを留めているのは貴重だという。

 昨年5月頃金沢文庫で開催された宝城坊の特別展でも、多くの注目を集めたという獅子頭。今回指定への動きを受け、内藤京介住職は「歴史ある文化財を後世に残していきたい。一般公開もするので、多くの人に見ていただきたい」と話す。

高部屋神社

 下糟屋にある高部屋神社は、屋根の工事が行われた2012年前後から国登録有形文化財の候補として挙げられていた。申請がされたのは昨年5月。11月には文化庁による視察が行われ、今年2月25日付で正式に登録された。

 今回登録されたのは、本殿と拝殿及び幣殿の2件。鳥居をくぐって正面の建物が拝殿及び幣殿で、本殿はその北側に建っている。本殿は、正面の柱間が5つある五間社流造という格式の高い構造になっている。元は江戸時代前期に造られたものだが、関東大震災で倒壊。しかし、古い姿のまま1929年に復元されたことが特徴とされる。

 拝殿及び幣殿は、県内でも貴重な茅葺き屋根の社殿が特徴。2012年には葺き替え工事が行われ、今も昔のままの茅葺き屋根の姿を残している。また、境内にある釣鐘堂の銅鐘は、県の重要文化財に指定されている。

 同神社氏子総代は「貴重な文化財として今後も大切に守っていきたい」と話す。

高部屋神社の拝殿
高部屋神社の拝殿

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