新米の収穫期を迎え、市内の稲作農家でも収穫作業が最盛期を迎えている。9月28日には、神戸のJAいせはら検査場に今年最初の新米が持ち込まれ、検査を終えた約6・5トンの新米が初出荷された。9月の長雨の影響も懸念されたが、今年の新米の収穫量は例年並みを予想。「キヌヒカリ」「はるみ」を中心に約600トンが収穫される見込みだ。
伊勢原市内の稲作農家は約450人。作付面積は約350ヘクタールで、昨年の収穫量は604トンにのぼる。
市内で栽培されているのはコシヒカリ系の「キヌヒカリ」が最も多く、近年では「はるみ」の生産量も増えてきているという。「はるみ」は湘南生まれの品種で、昨年には県の奨励品種にも指定された。キヌヒカリとコシヒカリの交配により、粒がしっかりとして甘みが強い良食味種。また収穫前に発芽する「穂発芽」がしにくいのも特長だ。
今年は長雨の影響で刈り取り作業が進まず、初検査も当初予定より5日ほど遅れての開始となった。当日は農産物検査員がカルトンに米を掬い、色や形、大きさ、太さなどをチェックして等級を決定。JAいせはらでは「天候不順による品質が心配されたが、例年並みの高品質の米が収穫されています。農家が丹精込めて栽培したもの。丁寧に検査していきたい」と話す。10月4日までに市内3カ所の検査場に約57トンの新米が持ち込まれている。
市内で収穫された米の大半は、JAいせはらのオリジナルブランド米「阿夫利清流米」として市内のJA直売所等で販売。そのほとんどが市内で消費されるという。
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