伊勢原混声合唱団の会長を務める 中野 菊夫さん 桜台在住 69歳
歌の力を信じて
○…「コーラスの輪と仲間との和、両方の『わ』を大切にしたい」。今年で創設61年を迎える伊勢原混声合唱団の会長に2月3日付で就任。文化会館でのチャリティー演奏会や伊勢原協同病院でのコンサートなど、男女29人が精力的に活動する合唱団をまとめていく。30年前にも6年間会長を務めたほか、上部団体の役員を30年務めている経験や手腕をかわれ、2度目の会長に選出された。
○…生まれも育ちも伊勢原。農家の家庭に生まれ、中学ではバレーボール部に所属。高校では一転合唱部に。球技は得意だったがそれ以上に幼少期から歌うことが大好きで、音楽の成績も良かったことが理由だ。高校1年の時、合唱団の創設者が学校に勧誘に来たのがきっかけで入団。一緒に入団した学生仲間と大人に混ざりコーラスを楽しんだ。「皆で声を合わせるのがコーラスの魅力。うまく合った時はとっても気持ちがいい」と目を細める。高校卒業後国立大学の事務職員に。仕事が多忙になり、活動休止期間もあったが、気付けばメンバーの中で最も長く在籍し歌い続けている。
○…趣味はカラオケ、家庭菜園、旅行と幅広い。特に家庭菜園は本格的で、250坪の畑でホウレンソウ、キャベツ、タマネギなどを栽培し近所の人たちに分けている。また団員有志のグループに参加し、市内の福祉施設などでボランティア演奏を13年続けている。「涙を流して喜んでくれる時があり、歌っていて良かったと思える。歌は人を元気にする力がある」と歌の魅力を語る。
○…妻と娘夫婦、二人の孫と6人家族。妻とは団員仲間で、仲人を務めたのが団の創設者と、歌がさまざまな縁を繋いでいる。「80歳過ぎても歌っていたい。歌は健康にもいい」と活き活きと話す。会長に就任して1カ月。今は6月の『湘南合唱祭』に向けてハーモニーを完成させるのが楽しみ。本番では息の合った歌声が客席に響くだろう。
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