経済連携協定で市内で初めてベトナムから来日し介護福祉士国家試験に合格した グエン・ティ・ボン さん 板戸在住 29歳
積極的で前向きな努力家
○…「自己採点で合格だと思ったけれど、結果が出るまで不安だった。うれしい」と笑顔がこぼれた。2014年に経済連携協定(EPA)に基づき市内で初めてベトナムから来日し三ノ宮の高齢者施設「泉心荘」で介護スタッフとして勤務。日本に来て3年、一つの目標だった国家試験の合格に喜びもひとしおだ。
○…ベトナムハノイの出身。農業を営む実家には両親と兄夫婦、兄夫婦の2人の子どもが暮らす。「親戚に医師がいて人の役に立つ仕事に憧れていた。両親の面倒もみれるから」と本国で看護師資格を習得。病院の求人が少なく、3年間歯科医院などで勤務していた時にEPAのプログラムを知り「行ってみよう」と気軽な気持ちで応募。両親の勧めも後押しした。「初めはコミュニケーションに苦労した。語尾や細かなニュアンスなど勉強した日本語と違い難しかった」と振り返る。
○…「しっかりしていて、目的意識が高い」との周囲の言葉通り、利用者やスタッフと積極的に会話を交わし、苦手だった専門用語も今では難なくこなせるようになった。積極的で前向きな性格は私生活にも現れていて、来日半年後には一人で不動産契約を交わし、「原付き」免許も取得した。「伊勢原は家賃も安く住みやすいし、皆やさしいから好き。店に落とした携帯もちゃんと戻ってくる。ベトナムでは考えられない」と驚く。大山もお気に入りで「ケーブルカーで上った神社が良かった」と笑顔で話す。
○…休日は日本語や介護の勉強に出かけるほか、家で日本のドラマを見て過ごす。「日本語の勉強になるし、意味を教えてもらったりしてコミュニケーションにもいい」とニッコリ。「将来は国に帰り学んだことを活かしたい。結婚も」と頬を赤らめた。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
|
<PR>