伊勢原版 掲載号:2018年6月1日号
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5月28日付で伊勢原飲食店組合の組合長に就任した 沙(いさご) 一範(かずのり)さん 上粕屋在住 66歳

気負わず自分らしく

 ○…「組合員の皆には迷惑をかけるかもしれないが、特別意識をせず、普段通り自分らしく務めていく」。5月28日に開催された伊勢原飲食店組合の総会で承認され、新組合長に就任した。市内112店舗が加盟し、飲食店の衛生水準の向上や店主同士の親睦のほか、障がい者支援施設への慰問など地域貢献活動を積極的に行っている。

 〇…九州生まれ。料理人を目指すきっかけは、少年時代に初めて中華料理店で食べた餃子の味が忘れられなかったから。「こんなに美味いものがあるのかと驚いた。その味が忘れられなくて、自分でも作りたいと思った」と照れ笑い。高校生で始めたアルバイト先の中華料理店の店主から「料理人を目指してみれば」との言葉に決心し、卒業後はそのまま店で修行を始めた。その後25歳で独立。板戸に中華料理店「本家北京亭」を構えた。店名の由来は料理の師匠にゆかりのある店名からつけたという。伊勢原に店を構えて40年、皆に支えられてここまで来た。「ここは人も、気候も良くて大好きな街」と微笑む。

 〇…お酒に目がなく晩酌は毎日欠かさない。特に「休みの日にかみさんの手料理を肴に熱燗で一杯やることが最高の息抜き。家では料理は一切やらないから」と笑う。店でも家でも一緒の時間を過ごすオシドリ夫婦だ。料理も人生もまだ修行中。「あの餃子の味にはまだたどり着けてない。近くまでは来ていると思うけどね」

 〇…副組合長を10年以上引き受けてきた経験を活かし、「前組合長が長い年月をかけて残したくれた土台があるのでそれを引き継ぎ肉づけしていく。皆の意見を取り入れて楽しくやりたい」。組合に入会して30年。後継者不足や組合員の高齢化など問題もあるが、気負わず腕を振るっていく。

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