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伊勢原版 公開:2018年11月2日 エリアトップへ

東大竹在住田中米昭さん 伊勢原開村に新解釈 研究をまとめ本を出版

社会

公開:2018年11月2日

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自身の本を手に笑顔の田中さん
自身の本を手に笑顔の田中さん

 市内東大竹在住の田中米昭さん(85歳)が10月10日、『「伊勢原の開村」を探る』(A5判172頁/税別千円)を自費出版した。2020年が伊勢原村の開村400年にあたることから、20年来調べた資料をもとに一冊の本にまとめた。

 田中さんは若いころからの歴史好きが高じて市内の郷土史を研究する「伊勢原郷土史研究会」や大山道に係る古道などの調査や保全を行う「アド・おおやまみち」を発足させた郷土史研究家。

 伊勢原開村にまつわる資料をまとめていた8年前、偶然2020年が開村400年にあたることに気が付き、自身の講演などで話してきた。しかし2020年の東京五輪開催が決まったことで、開村400年が霞んでしまうことを危惧。講演だけでは限界があることから出版を決意した。「開村400年の節目を前に伊勢原の人に知っておいてもらいたい歴史の謎について書いた。この本を機にいろいろな議論が広がって欲しい」と出版への思いを話す。

 著書の中では、伊勢原村が伊勢の曾右衛門らが開拓したと伝えられているが実際は「幕府によって計画的に開発された村であるのでは」ということを古文書などから読み解き、これまでの「伊勢の人が開村した」という話の疑問点を、辿り着いた自身の解釈で1年かけまとめた。「読みやすい文章に書きあげるのに苦労した。実際はこの倍の量を書いている。出来は70点。まあ合格点では」と笑顔で話す。著書は市内板戸の久美堂(エムアイプラザ内)や雨岳文庫などで販売中。

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