「2018年度東京パラスポーツスタッフ」卓球部門のコーチに認定された 黄木(おおぎ) 道弘さん 高森在住 51歳
教え子を東京パラ五輪へ
○…市内伊勢原で卓球教室・イセハラ卓球を開業し、多くの知的障害選手を指導。うち2人が2020年の東京パラ五輪出場を目指し「日本知的障がい者卓球連盟」から強化指定選手に選ばれている。その指導実績で11月末に東京都から今年度の東京パラスポーツスタッフに認定された。障害者スポーツにおけるスタッフの活動環境の改善や、選手強化などが狙いの同制度。「責任の重さを実感しています」と話す。
○…秦野出身。両親の影響もあり中学2年から卓球を始め、以来卓球とともに人生を歩む。結婚を機に25年前に伊勢原へ。会社勤めをしながら、15年前に成瀬中で指導していた知人から声を掛けられコーチへ。10年前には男女ともに関東大会出場を果たし、その後コーチをした伊志田高校でも4年前に男女ともに県ベスト8への進出を果たした。「相手の顔にラケットを投げるように」などと独特の言い回しが特徴の指導方法は、ほとんどは独学。「ほかの指導者からは変わっていると言われていますね」と笑う。
○…5年前に指導者として卓球を広めたいという思いからイセハラ卓球を開設。同時に障害がある選手が練習場を探していることを知り自身の教室に誘った。現在は2人の強化指定選手を含む、120人が教室に通う。「障害のある選手には、まずやりたいようにやらせてみる。そこから話し合って本人が納得いく指導を繰り返します。結果が出たときはうれしいですね」と目を細める。
○…趣味はサーフィン。だが今は多忙でご無沙汰。教室での指導のほか、世界大会への同行など最近4カ月休みが取れていない。「強くなりたい、楽しみたいなど生徒の目的は十人十色。でも一度卓球始めたからにはできるだけ長く続けて欲しいですね」と笑顔で話す。
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