伊勢原市は食育の推進などを目的に2021年4月から、市立中学校4校での給食実施に向け、「デリバリー式給食」を20年1月から中沢中学校で試験的に導入する。
昨年12月に開催された市議会で、18年度の補正予算として計上した準備費229万5000円が可決。中学校給食導入への道筋が出来た。
中学校給食の導入に関しては各学校で調理する「自校式」と業者が調理し配達した給食を学校で温め直すデリバリー式給食が検討されてきた。デリバリー式は過熱可能な容器に詰めた給食を各学校の配膳室で温め直し生徒が教室へ運ぶ。
中学校給食の導入経緯は、05年度に中学校給食推進検討委員会が発足し検討を開始。07年度に給食導入検討委員会が設置され「早期実現」「食育の推進」「導入方法」等について報告書が提出された。
その後各中学校や小学校で説明会を開催。給食導入に向けた協議を重ねた結果、デリバリー式給食での導入方針を固めたが、実現に至らなかった。代わって自校式による導入の検討を進めたが、給食室の新設費用や導入までの時間がかかることなどから再検討。保護者へのアンケート調査や同様の方式を導入している大阪府枚方市(写真)や他の自治体の視察などを経て17年10月にデリバリー式の導入を決定した。
市は「献立は栄養士が必要な栄養バランスを考えて作成する。食育の推進のため早期実現を目指したい」と話す。
配膳室の整備費用などは19年度の予算案に計上する予定。またアレルギーなどの問題から弁当持参との選択性を検討している。
中沢中は栄養士が在籍する市庁舎と近く、生徒数が4校中最も少ないことなどから試験校に選ばれたという。
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