伊勢原市消防本部は1月21日、2018年の火災・救急出動件数を発表した。火災出動は昨年より1件減ったが救急出動件数が5000件を超え10年連続で過去最多を更新したことが分かった。
今回発表されたのは2018年の1月1日から12月31日までのもので伊勢原市消防本部が火災と救急で出動した件数。救急出動は前年比420件増の5165件となり過去最多を更新した。
種類ごとの件数は「急病」による出動が3587件でもっとも多く、次に「一般負傷」が784件、「交通事故」が395件となった。搬送人員の内訳は重症が427人、中等症が2045人、軽傷が2270人だった。
市消防本部は7月に1カ月の出動が500件を超えたことなどから「記録的な猛暑による熱中症(疑い含む)で搬送された傷病者が増加したことが要因の一つ」と分析。近年市では65歳以上の高齢者の救急搬送が全体の半数以上を占めており、熱中症などの理由から高齢者の搬送件数も前年比242件増で過去最高の2810件となった。2011年に4000件、昨年5000件を超えたことに同本部は「高齢者のみの世帯の増加により、自力で病院に行けない高齢者が増えているのも要因の一つ」と話した。
市消防では常時3台の救急車が稼働。昨年は予備用の1台も含めて4台の救急車が出動することもあった。搬送人員の約47%が軽症であり、タクシー代わりなどの救急要請も見られることから同本部は「救急出動件数の増加は現場到達時間の遅れにつながる。救える命を救うためにも救急車の適性利用をお願いしたい」と呼び掛けている。
火災件数は
2018年の火災件数は前年比1件減の32件となった。内訳は「建物火災」が最も多く15件、次いで枯草などが燃える「その他の火災」が12件だった。火災の主な発生原因はたばこが2件、たき火が8件、コンロが4件、放火・放火の疑いが3件となっている。
同本部では「たき火の不始末やコンロの取り扱いなどちょっとした不注意で火災が発生している。火を取り扱う時はその場を離れないようにし、火を消してから次の行動に移って欲しい」と話す。またすでに義務化されている住宅用火災警報器の設置や、設置後10年を目安に交換することも併せて呼び掛けている。
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