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大山ゆかりの碑を再建 伝統文化を後世に

文化

掲載号:2019年5月17日号

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再建立した碑を前に集まる関係者
再建立した碑を前に集まる関係者

 丹沢大山が1965(昭和40)年に、国定公園に指定されたことを記念して建てられた「大山参道入口」の記念碑と、大山にゆかりのある川柳家・村田周魚の句碑が、およそ20年ぶりに再建された。2000(平成12)年の道路拡幅工事の際に一度は撤去され、地元で保管されていたもので、5月12日には関係者が集まって除幕式が行われた。

 記念碑と句碑などが再建立されたのは、市内子易の県道611号(新道)沿い。きっかけは、周魚の50回忌を機に、孫の村田行成さん(67)と、川柳家の16代・尾藤川柳さん(58)が句碑を探し始めたこと。現地で倒されたまま保管されていた両碑を発見し、地元の磯崎敬三さん(阿夫利睦会長)に相談。協力を得て約3年がかりで復元と再建を実現した。

 周魚は川柳六大家の1人として、川柳の文化事業の中心的役割を果たした。黒御影石の句碑には、周魚が詠んだ『お互いの齢をほめあう山の道』の句が刻まれている。関係者によると、句碑は上野東照宮、向島牛嶋神社に続き3番目に建てられたもの。周魚が大山詣りを好んだことから、旧大山駅バス停終点に建立されたという。

 この日は、除幕式の後に、大山阿夫利神社社務局に会場を移して、式典と記念句会も開かれた。式典では施工した(有)秋山安太郎石材の秋山良次代表取締役と、磯崎会長に感謝状等が贈られた。

 実行委員を代表して謝辞を述べた村田行成さんは「皆様のご寄付とご尽力で碑が建ったことを大変うれしく思う。伝統文化を受け継ぎ、大山と川柳の活性化につながってくれたら」と話した。

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