市が主催する親子向けの認知症サポーター養成講座が7月20日(土)、伊勢原シティプラザふれあいホールで開催される。小学生とその保護者を対象にした講座で市内では初開催。市介護高齢課では6月17日(月)から募集を開始する。
認知症サポーターは認知症に関する正しい知識と理解を持ち、地域や職場で認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けする人。厚生労働省が2005年から養成をはじめ、伊勢原市でも08年から同講座を開いてきた。
講座を受講すると認知症サポーターになることができる。市介護高齢課によると、地域包括支援センターや地域の出張などで講座をこれまでに136回開催。のべ3265人(19年3月末現在)が受講しているという。
今回初の試みとなる親子講座。これまで受講者が70歳以上の高齢者が半数を占めていることから、小学生とその親に受講してもらうことで、認知症を家族や親子で考え、学んでもらうのが目的。
講座では、認知症をわかりやすくまとめた紙芝居や寸劇、高齢者の疑似体験などが行われるほか、スタンプラリーやぬいぐるみのプレゼントもある。また受講後は修了の証の『オレンジリング』が贈呈される。
1142人が認知症
同課によると、市内の認知症対象者(認知症高齢者の日常生活自立度判定III以上)は1142人(19年4月1日現在)。同課の担当者は「両親が共働きで、中学生の孫が認知症の祖母をケアし、受験勉強が進まないという相談も届いている。これは特別な例ではないので、認知症を若い世代に正しく理解してもらえれば」と話す。
講座は午前10時から11時半まで。定員は申し込み順15組程度。問合せは市介護高齢課【電話】0463・94・4725へ。
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