全国で高齢ドライバーによる交通事故が相次ぐ中、運転免許証を自主返納する動きが進んでいる。伊勢原警察署管内でも今年に入り、高齢ドライバーの自主返納が増加していることが同署への取材で分かった。
伊勢原警察署交通課によると、2018年の市内の高齢者による運転免許証の自主返納数は265人と、前年比で29人減少していた。しかし今年に入り高齢者の事故が相次いでいることなどから、1月から5月末までに自主返納した人は158人と前年同期比で39人増加。返納の数は6月に入っても増え続けているという。
昨年の市内の交通事故件数は290件。前年比で6件増加したが、それまでは年々減少傾向にあった。その一方で65歳以上の高齢者が関係する事故は増加していて、18年は前年比で15件増え113件にのぼり、事故全体の約4割を占めた。同課の水川敏幸課長は「高齢者による事故報道が影響して返納が増えているのではないか。加齢とともに視力や体力が落ちるのはやむを得ない。高齢者は早めに自覚して少しでも運転に不安があれば返納を」と呼び掛ける。
免許証の更新を行う際、認知機能検査と高齢者講習を受けることが義務付けられている75歳以上の高齢ドライバー。同署では70歳から74歳で事故歴のあるドライバーを個別に訪問し、返納など運転の相談を行っている。水川課長は「車が生活に欠かせない地域があるが、『自分は大丈夫』と思わず、家族で相談してもらいたい」と話す。
免許返納後は
自主返納した運転免許証に代わる身分証明書として、写真付きの運転経歴証明書がある。費用は1100円で、1カ月程度で交付される。提示すると県内の登録店舗などでさまざまなサービスが受けられるという。
自主返納の相談は同署【電話】0463・94・0110へ。
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