愛川町に拠点を置く愛川山岳会。県内から南アルプスまで、精力的に活動する。「今年の７月15日は『海の日』でしたが、私たちは会員登山で霧ヶ峰の蝶々深山に行きました。高山植物の花がちょうど見頃で素晴らしかった」と満面の笑み。５月から会長を務める染矢敬一さん（61・半原在住）は、18歳の頃から山の魅力にぞっこんだ。「山頂の眺めはもちろん素晴らしいですが、山の醍醐味はそれだけではありません。新鮮な空気、シカやオコジョなど野生動物との触れあい、美しい高山植物。『癒し』があります」と、目を細める。
愛川町と清川村にまたがる仏果山は、生まれも育ちも愛川町の染矢会長にとって馴染み深い場所。「丹沢の東端だけあって、山頂から東はすごく景色が良くて、横浜や東京が一望できます。ハイキング感覚で登れるのも魅力ですね」と話す。手軽な初心者でも登れる山だが、「たとえ低い山でも油断は禁物。足元の装備や水分など、準備は気を抜かずにしっかり万全に」とアドバイスする。
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