夏山の無事を感謝し、秋の訪れを告げる大山阿夫利神社(目黒仁宮司)の秋季例大祭が、8月27日から29日まで、市内大山地区で開催された。
初日は同神社下社から、みこしが男坂を下る勇壮な「お下り」が行われた。みこしは、朝7時20分に下社を出発。白装束や法被姿の氏子ら約40人が、みこしを担いで男坂を下り、午前8時ごろには追分社に到着した。その後、衣冠装束姿の「神幸行列」が大山ケーブル駅付近からこま参道を通り、同神社社務局の行在所まで練り歩いた。
秋季例大祭の保存会として活動する「阿夫利睦」の磯崎敬三会長(76)は、「天候にも恵まれ、無事に開催できて感謝しています」などと話した。
28日には同神社の社務局で例大祭を実施。同神社の氏子をはじめ、県内の神社関係者などが来賓として参列し、神事が行われた。
また、この日は無形文化財の「倭舞」と「巫子舞」が地元の子どもたちによって奉納された。
最終日の29日には、社務局の行在所から下社まで、みこしを担いでのぼる「お上り」が行われ、今年も無事に行事が締めくくられた。
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