伊勢原市消防団女性団員部長を務める 中村 正美さん 西富岡在住 60歳
大切な人への思いが原点
○…AEDの使い方や心肺蘇生の方法、消火器の使い方、火災予防の呼びかけなどさまざまな啓発活動を行っている伊勢原市消防団女性団員。現在20人が在籍する中で、部長として団員をまとめる。9月13日には上級救命講習の指導員を務める。女性団員は農家や看護師、専業主婦などさまざまで、仕事や家事をしながら活動する。「30代から60代まで在籍しています。地域を守りたいなど防災意識が高い女性が集まっています」と自信を見せる。
○…団員を目指したのは夫の母親が心臓病を患ったのがきっかけ。「救急救命の知識があれば何かあったら適正に処置できると思った。夫が消防団員だったことも大きい」と話す。前身の伊勢原市女性防火指導員に2000年に入会。2010年に消防団女性団員が発足すると、団員として活動を始めた。「救急救命の知識を得ていたことで、事故に遭遇した際にも慌てず何をすればよいか判断できた。大切な人の命を救いたい気持ちが出発点。人の役に立てるのがやりがいです」。昨年4月に部長職が設けられると、豊富な経験から初代部長に推薦された。
○…小田原生まれ。地元の高校を卒業後、家業のレストランを手伝う。27歳で結婚を機に伊勢原へ。現在はコンビニで働きながら団員として活動する。3歳・2歳・1歳の「3人の孫のおばあちゃん」。孫のためにミニカーケースを手作りするほど工作好きの一面も。「孫と遊ぶのが一番の楽しみ。生きがいですね」と目を細める。
○…今後は、孫たちの世代でもある保育園を中心に防火教育を行っていく予定。「自分の命を自分で守れる子になってほしい。これからも女性団員として、多くの人の役に立てるよう活動していきたい」と意気込みを話した。
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