伊勢原版 掲載号:2019年11月1日号 エリアトップへ

チャリティー朗読会を開く『手毬会』を主宰する 中尾 陽子さん 上粕屋在住 70歳

掲載号:2019年11月1日号

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朗読で心を豊かに

 ○…上粕屋のカフェ「カフェラッテ」で11月9日(土)にチャリティー朗読会を開く。子どもと大人が一緒に楽しめる朗読会。同店では2度目で、入場料の一部を東日本大震災で被災した岩手県大槌町のこども文庫「ひだまり会」などに寄付する。当日は「ピーターラビットのおはなし」などを朗読するほか、ワークショップも企画。「朗読は読み聞かせと違い、絵を見ないので想像力が養われ、心が豊かになる。子どもたちは思いやりのある大人になり、世の中が平和になると思う」と微笑む。

 ○…世田谷区出身。子どもの頃から読書が好きで、世界少女文学全集が特にお気に入りだった。「悲劇の主人公が這い上がる様が面白くて、小学生で人生を学んだ」。大学生の時手にした本の挿絵で「感性を大事に、自由に生きやすい場所で生きていい」と言われた気がした。以来絵本の魅力に引き込まれ買い集めるように。卒業後、美術系の新聞社に就職。24歳で結婚し伊勢原へ。3人の子育て中、わが子と向き合う時間が寝る前の絵本の読み聞かせの時間だった。

 ○…40代になり、読み聞かせの経験を活かそうと市立図書館開館時に立ち上がったお話しサークル「おはなしばる〜ん」に参加、初代代表に就いた。病院の小児病棟でも読み聞かせを始め、表現力に磨きをかけようとプロの朗読指導を受けると、聞く人の心に呼びかける朗読の魅力にはまった。手毬作家だった母にあやかってつけた『手毬会』を5年前に立ち上げ、自宅兼アトリエや市内のカフェなどでチャリティー朗読会を開いている。

 ○…今やりたいのが朗読劇。原爆で命を落とした「母と子」をテーマにした『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』だ。「平和の尊さを伝えたくて」。熱い思いはまだまだ尽きない。

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