伊勢原市串橋出身の堺亮介選手(22・星稜クラブ)が、昨年12月のトランポリン世界選手権男子個人戦で、日本人最高位の5位となり、東京2020五輪のトランポリン日本代表に内定した。堺選手の五輪出場は初。
異なる10種目の技で構成された演技の難易度などで競われるトランポリン個人競技。堺さんは、五輪代表の切符をかけた同大会でも緊張することなく、堂々の演技を披露。見事日本人最高位の5位になり、「決勝に進んだ日本勢最上位を五輪代表にする」とした日本体操協会の選考基準を満たし、早々と五輪出場の内定を獲得した。
11月に行われた全日本選手権で初優勝を果たし、その勢いのまま世界選手権に臨んだ堺さん。「全日本の優勝が自信になった。あの大会がターニングポイントになった」。世界選手権当日、大勢の観客が見守る中「主役は自分」という思いで演技に臨んだという。
代表に内定が決まった瞬間、「うれしさはあったが、意外と冷静だった。自分の演技を終えて、いけると思った」と振り返った。五輪での目標は「メダルを獲得したい。日本のこれまでの最高位は4位。楽ではないが、夢ではない」と意気込みを話した。
2歳から競技
母親の敦子さん(52)がトランポリンサークルに入っていたことから、2歳からトランポリンを始めた堺さん。山王中を卒業後、トランポリンの強豪校として知られる石川県の星稜高校へ。高校時代は全国大会個人で2連覇。現在は金沢星稜大学・星稜クラブに所属している。
伊勢原の市民に向けて「トランポリンはマイナースポーツだが、これを機に多くの人に知って欲しい。五輪でメダルを獲り、伊勢原に帰ってきたい。皆さんの声援が後押になるので、応援よろしくお願いします」と話した。
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