タウンニュース伊勢原版元旦号で掲載した、新春市長インタビューの続きを紹介します。高山松太郎市長に災害への対策や、今年をどのような年にしたいか聞きました。
--昨年は全国的に台風の被害など、自然災害が多い一年でした。本市の災害への備え、対策について教えてください。
「南海トラフ巨大地震や首都直下地震の切迫性が指摘され、昨年も台風による豪雨等、甚大な被害をもたらす自然災害が多発しました。
こうした中、本市では昨年、都心南部直下地震発生時を想定した、神奈川県と市の合同総合防災訓練『ビッグレスキューかながわ』を実施いたしました。関係自治体や公共機関、自衛隊、在日米軍など100を超える機関が参加する大規模な訓練のほか、本市が災害時相互応援協定を締結している滋賀県草津市からの『緊急物資の搬送と応援職員の派遣訓練』を行いました。
また、防災教育を進めるとともに、被災地には本市職員を派遣するなど、現地での実践経験を可能な限り積ませ、万が一に備えた組織づくり等を進めています。
このほか、国土地理院やヤフー株式会社、大塚ウエルネスベンディング株式会社など民間事業者との災害時協定の締結も進めました。
こうした訓練や教育、経験などを生かし強化し、市民の皆様の安全で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります」
--今年は東京オリンピック・パラリンピックが開かれる歴史的な年です。聖火リレーも本市を通過します。今年一年をどのような年にしたいか、市民へメッセージをお願いします。
「東京2020オリンピック『聖火リレー』は本市にとりまして、『伊勢原大山インターチェンジ』の開設年とも重なり、国内外に伊勢原の魅力を発信していく大きなイベントとなります。本市出身のアスリートも大会出場が予定されています。
市民の皆様、6月29日に大山で行われるこの『聖火リレー』を、一緒に盛り上げていきましょう。
多くの人が、さまざまな場面でそれぞれの『しあわせ』を感じることができる新しい『ふるさと伊勢原』を築いてまいります」
――ありがとうございました。
(おわり)
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