市内千津地区の有志の集まり「千睦会(せんぼくかい)」が、令和初となる「夜警」を昨年12月30日に行った。40年以上前から続く年末の恒例行事で、昭和から平成、令和へと伝統を継承している。
千睦会は、東大竹の中にある千津地区の青年団活動が起源。初期メンバーの一人、田中通康さん(86)によると「終戦後は、伊勢原の各地域で青年団による奉仕活動が活発に行われていた。青年団の活動をもとに、千津地区では、昭和30年代の後半ごろから千睦会の名称が付き、活動を続けてきた」と振り返る。
同会には現在、69歳から88歳まで、11人が所属。持ち回りの当番制で、月1回の「定例会」を開き、地域の情報交換をしている。
夜警は年末の恒例行事で、40年以上の歴史がある。会員の多くが消防団に入団していた経験から、地域の火災予防や防犯のためにはじめられた。数年前までは12月30日と31日の2日間にわたって行われていたが、現在は30日の1日のみ。
メンバーらは、千津北自治会館に夜7時30分ごろ集合。恒例のしめ縄飾りを作った後、2班にわかれて千津北自治会と千津南自治会内を回った。千睦会自警団と書かれた提灯、金棒、拍子木を持ち「火の用心」の警戒は深夜まで続いた。
同会は夜警のほかに、地域の納涼祭やどんど焼きでも活躍している。田中輝治会長(78)は「生まれ育った地域のために、との思いで全員が活動をしている。これからも元気で、仲間と活動を続けていきたい。若い人にも入って頂き、次の世代につなげていくことが目標」と話した。
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