漫画「相模伊勢原 大山寺誕生物語」を刊行した 笠原 清隆さん 下平間在住 84歳
何事も一所懸命に
○…伊勢原郷土史研究会の会員として学ぶ中、同会の講師である川島敏郎氏の著書『定本 大山寺縁起絵巻上・下』に感銘を受けたことがきっかけで漫画を刊行した。「大山信仰の起源になった大山寺誕生の物語を多くの方に読んで頂き、大山寺の歴史に親しんでもらいたい」と話す。
○…新潟県出身。英語が好きで中学のテストは常に95点以上だったという。高校卒業後上京し、英文専門の印刷会社に就職。26歳で結婚し、長男誕生を機に伊勢原へ。38歳でカサハラ印刷を立ち上げ、大使館関係からスポーツ雑誌まで幅広く手掛けた。何事も一生懸命な姿が好感を持たれ、関わる人々を惹きつけた。独立後に手掛けたクレー射撃協会の冊子製作では、国際大会で選手の通訳から記録係なども依頼されたという。「これからは地域への恩返しに、社会貢献する」と70歳で会社を次男へ譲り会長に。奉仕団体の活動などに積極的に参加してきた。「人に迷惑をかけないことだけを心掛けてきた。皆さんに良くしてもらいました」と微笑む。
○…伊勢原に住み始め年月が経つと、たくさんの神社や寺があることに気が付いた。仕事を通じて伊勢原の歴史と関わってきたが、「もっと歴史を学びたい」と4年ほど前に郷土史研究会へ。市の歴史を紹介する冊子や郷土史を学ぶうちに、自分なりの郷土史を作りたいと思うようになった。一昨年、大山寺誕生の話をイベントなどで朗読したことが評判を呼び、漫画化に繋がった。
○…勉強が好きで、今は、平家物語や歎異抄を読み返している。ほかにも次の漫画や、知人の家系図製作などで忙しい。「一昨年に事故で生死をさまよったが、神様に生かされた。これからも人の役にたてるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
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