伊勢原市消防本部の消防長に就任した 和田 健一郎さん 東大竹在住 57歳
常に感謝と謙虚さを
○…「市民の安全安心を守るという責任ある仕事に携わっていることを深く認識し、市民の負託に応えるよう職員が一丸となって邁進してまいります」。4月1日付けで伊勢原市消防本部の消防長に就任。職員に向けた訓示では「市消防の発展のために皆で取り組んでいきたい」と協力を呼び掛けた。組織の長として、職員が働きやすい環境作りを目指す。
○…厚木市出身。2歳の時テレビから転落し頭を打ち、幼稚園では交通事故。さらに小学校低学年の時は自転車で転倒して足をけがし、いずれも救急搬送されるなど3度救急車のお世話に。また近所に消防署があり、人命救助のためひたむきに活動する姿に憧れ、小学生の頃から将来消防士になり、人の役に立ちたいと考えていた。神奈川県消防学校を卒業後、24歳で伊勢原署の消防職員に。消防隊を4年、消防本部予防課、警防係、総務係のほか消防学校の教官などを務め、何人もの消防隊員を現場に送り出した。
○…特に印象に残っているのが火災予防運動中に一人暮らしの高齢者宅に訪問した時の事。若い時に人の役に立てなかったというその高齢者が、今多くの人に世話になっていることへの涙ながらの感謝の言葉を聞いた。消防職員は災害現場での活動だけでなく、もっと奥深い任務も背負っていることを再認識したという。以来、消防職員として、一個人として、常に感謝の気持ちと謙虚さをもって職務を遂行することを肝に銘じている。
○…28歳で結婚を機に伊勢原へ。2人の子どもは昨年いずれも独立。現在は妻と猫2匹と暮らす。「趣味が特にないのが悩み。今は妻と息子夫婦、それと娘夫婦と一緒に食事することが一番の楽しみです」とうれしそうに微笑む。
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