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夏山シーズンが到来 規模縮小し27日に開扉祭

文化

掲載号:2020年7月24日号

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登拝門を開けるお花講(提供/大山阿夫利神社)
登拝門を開けるお花講(提供/大山阿夫利神社)

 大山が最もにぎわう夏山シーズンが今年もやってきた―。

 7月27日(月)には大山阿夫利神社下社から山頂へと続く道の入り口にある登拝門で、大山三大講の一つ、東京日本橋の「お花講」が門を開放する儀式を行う。

 古来より神の宿る霊山として栄えてきた大山。山頂への登拝は、7月27日から8月17日までの夏山の時期以外禁止されていた。しかし明治初期の神仏分離や、登拝者の増加で徐々に規制が緩められ、1965年に国定公園に指定されたことを機に、年間を通して登拝ができるようになった。

 登拝門の開扉は鍵をもつお花講が行うもので、元禄時代から受け継がれている。お花講は指物師や家具関係の職人集団で組織されたもの。現在は2つの企業がお花講を組織し伝統を守っている。

今年は10人で

 お花講の社中は、元禄時代から先導師旅館「宿坊かげゆ」を利用している。毎年50人ほどが参加し、27日の早朝に山頂をめざしてご来光を拝み、下山後、阿夫利神社下社で隊列を組み直し、「さんげ、さんげ、六根清浄」と唱えながら登拝門へ向かう。門前で同神社の神職によるお祓いを受けた後に門の鍵を開け、階段を上り、その後下社で参拝を行う。

 同神社によれば、今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、例年50人ほどが参加するが、今年は講の役員10人ほどの参加で開扉式を行い、その後の式典も規模を縮小して執り行う予定だという。

 かげゆの先導師・内海正志さんは「元禄時代から続く伝統行事。今年は残念だが来年は元通りになることを願う」と話す。また先導師会旅館組合の武田安司組合長は「各旅館ではコロナ対策をしっかりしてお待ちしています」と呼びかけている。

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