石田商工振興会の会長に就任した 照木 博中さん 石田在住 63歳
チャレンジ精神でまい進
○…愛甲石田駅周辺の67事業所が加盟する石田商工振興会。昨年50周年を迎え、地元商業の活性化と地域振興を目的に、夏の盆踊りや冬のどんど焼きなどの行事は地域住民から親しまれている。「行事を継承しながら、新しい試みに挑戦する。そして魅力ある会をめざし、地域をもっと盛り上げていきたい」と意気込みを語る。
○…静岡県出身。地元で高校まで過ごし、大学は実家から２時間半かけて横浜商科大学に通った。商売に関心があったことから、卒業後、富士シティオ（株）に就職。寒川町の倉見店で鮮魚担当として勤務した。25歳で結婚。２女１男に恵まれたが、仕事の激務などもあり体調を壊し、勤めていたスーパーを９年半で退社。一転コンビニエンスストアのオーナーになった。１９８８年に自宅の敷地内に初出店。その後東成瀬や、下落合にも出店した。現在は酒の卸業などを営む。「スーパーの仕事は大変だったけどやりがいがあって楽しかった。コンビニ業も従業員さんに恵まれて、良い経験になった。でも妻と出会えたことが一番かな。とにかく妻には感謝しかないね」と微笑む。
○…趣味は40歳の頃から始めたゴルフ。地元静岡県のゴルフ場がお気に入りで、コロナ禍以前は週に１度のペースで通っていたほど。「大自然の中で歩きまわると、卓球部だった中・高生当時の記憶が蘇ってきて若返る。仲間との会話も楽しいしね。85歳までは続けたいよ」と笑う。
○…惰性が嫌いで、チャレンジ精神旺盛。会長になってすぐコロナ禍で苦しむ飲食店を少しでも助けたいと応援ポスターを製作し、町内の掲示板に掲出した。「会長になってアイデアが溢れてくる。これからの石田商工振興会に期待して」と目を輝かせた。
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