新型コロナウイルス感染症が依然として猛威を振るっている。一般社団法人秦野伊勢原歯科医師会の新倉良一会長(新倉歯科医院矯正歯科院長)に、コロナ禍での歯科診療の取り組みや、受診控えによるリスクについて話をうかがった。
日本歯科医師会では、新型コロナウイルス感染症対策チェックリストを作成。項目に沿った対策を実施している医療機関に対して「みんなで安心マーク」が書かれたステッカーを配布し、各診療所の受付などに掲示している。神奈川県歯科医師会や秦野伊勢原歯科医師会でも、各診療所での検温や手指消毒、スタッフのサージカルマスク着用など適切な指導を重ねて実施しているという。
一方で、感染症を心配して、医療機関に行くことを控える傾向が依然として続いている。県歯科医師会のまとめによると、前年度6〜7月期との比較で、およそ9割の診療所で患者が減っていると回答したという。
受診控えで歯周病悪化
受診控えによるリスクとして、新倉会長が一番に心配するのが歯周病の悪化だ。「慢性的な疾患のため、症状が出にくい。知らず知らずのうちに歯周病が悪化して、歯がグラグラしてしまわないように、定期的な診療が大切です」と話す。また、ウイルスは口から侵入することが多いことから、「口の中が汚れているとリスクにつながる。感染症予防のため、かかりつけの歯科医院で口腔内をきれいにしておきましょう」と呼びかける。
医療機関によっては診療時間を短縮していたり、患者の受入れ人数を制限している場合もあるため、「まずは、かかりつけの歯科医院に電話で連絡して頂ければ」と話す。「私たちもさまざまな感染症対策を講じていますので、従来通り受診をしてください」
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
伊勢原版のローカルニュース最新6件
|
<PR>