伊勢原市の高山松太郎市長は2月10日、定例記者会見を開き、2021年度の当初予算案を発表した。一般会計は前年度比で4・4%(15億1600万円)減の328億8800万円で、9年ぶりに前年度を下回った。特別会計なども合わせた予算規模の総額も、同比2%(11億5千万円)減の575億5900万円で、3年ぶりのマイナス編成になった。市は17日に始まった市議会に予算案を提案した。
一般会計歳入の48・4%を占める市税は、新型コロナウイルス感染症の影響などを受け、159億2522万円で、前年度比6・1%(10億3560万円)の減少。市財政課によると、手元に資料が残る1994年度以降、最も大きい減少率となった。
繰入金は4億7884万2千円で、同比33・7%(2億4345万8千円)減。
歳出面では、義務的経費にあたる人件費が1・3%(8398万3千円)増、扶助費が0・5%(4923万9千円)増、公債費が3・4%(8864万5千円)増。投資的経費にあたる普通建設事業費は53・8%(16億1445万2千円)減。同課によると事業量を絞りながら、一部事業を20年度補正予算に前倒ししたためという。
自治体の貯金にあたる財政調整基金は、約4億3千万円取り崩し、21年度予算で約7億3千万円を見込む。市債残高は21・3%(4億8990万円)減の18億1200万円。
高山市長は「コロナの終息が見えない中で、見通しにくい予算編成となった。市民の生活に直結するものにしっかり予算を確保しながら、優先順位の中でめりはりを付けた」と語った。
中期戦略事業主な取り組み
第5次総合計画中期戦略事業プランの中で、新規・充実する主な事業は次の通り。
▽伊勢原駅北口周辺地区整備事業/1億1751万5千円
▽伊勢原大山インター土地区画整理推進事業/2941万4千円
▽(仮称)秦野市・伊勢原市共同消防指令センター整備事業/1125万2千円
▽防災機能を持つ公園整備推進事業/1100万円
▽広域幹線道路対応救助資機材整備事業/910万7千円
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