神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2021年4月23日 エリアトップへ

大山能狂言を次世代へ 舞台出演めざし教室始動

文化

公開:2021年4月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
講師の松木さん(左から2番目)から扇子の扱い方を習う子どもたち=大山阿夫利神社社務局
講師の松木さん(左から2番目)から扇子の扱い方を習う子どもたち=大山阿夫利神社社務局

 伊勢原市指定文化財の「大山能狂言」を親子で学ぶ教室が、4月15日に大山阿夫利神社社務局で始まった。教室は今年9月まで、月2回(全12回)のペースで行われ、その集大成として、例年10月上旬に開催される「大山火祭薪能」の舞台への出演をめざす。

 教室は、大山能を継承する目的で活動する有志団体、大山能楽社保存会が主催。若い世代に向けて、地域にある伝統芸能の浸透と、次代を育てる目的で開催されている。

 この日は、大山阿夫利神社の神職で保存会の目黒久仁彦さん(35)が、最初に大山能狂言のルーツを説明。江戸時代に幕府が能楽師を派遣し、大山に住む神職や僧侶、修験者が協力して、能の公演を行ったとされるエピソードを紹介した。

 その後、観世流能楽師で、重要無形文化財総合指定保持者の松木千俊さん(58)が講師を務め、能面の意味や、歌舞伎と能の違いなどの基礎知識を解説。市制30周年記念で制作された新作能『道灌』の最後の部分を参加者全員で謡い、舞を舞う練習をした。

 教室に参加した赤嶺千優さん(成瀬中3年)は、「部活動でやっている剣道と足の使い方が違って難しかった。まずは謡を暗唱したい。休まずに通って、薪能の舞台に参加できるようになりたい」と目標を話した。

 松木さんは「子どもたちが教室に集まってきてくれて嬉しかった。自分たちの地域や文化を自慢できるようになれるよう、教室を通じてお力になれたら」と語った。

 教室では引き続き、参加者を募集している。対象は市内の小学1年生から中学3年生まで。参加費は無料。

 申込み・問合せは同保存会(大山阿夫利神社内)目黒さん【電話】0463・95・2006へ。

能面について説明を受ける参加者
能面について説明を受ける参加者

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

伊勢原版のトップニュース最新6

受粉作業佳境に

伊勢原産ナシ

受粉作業佳境に

市内農家で

4月19日

車いす「だからこそ」

葉月流宗家

車いす「だからこそ」

日本舞踊で自己表現を

4月19日

体力合計点 県上回る

伊勢原市

体力合計点 県上回る

「規則正しい生活習慣を」

4月12日

草木類を分別収集

伊勢原市

草木類を分別収集

ごみの減量化・資源化へ

4月12日

229人が人事異動

伊勢原市

229人が人事異動

部長級女性職員は20.5%

4月5日

38年ぶり「竿頭綬」受章

伊勢原市消防

38年ぶり「竿頭綬」受章

消防庁長官表彰で

4月5日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook