三之宮比々多神社(永井武義宮司)で11月10日、酒祭が行われた。
酒解(さかとけ)の神を称えて、水の恵みに感謝するとともに、新酒の醸造安全や酒類関係者の商売繁盛を祈願する同祭。この日は市内外の蔵元や卸業者、酒販店など約30人が参加。栗原地区にある三段の滝で、永井宮司による祝詞が奏上された後、参列者たちが滝の水をくむ「お水とり神事」が行われた。
汲まれた「ご神水」はその後、同神社に古くから伝わる社宝「鶉甕(うずらみか)(県重要文化財・須恵器のかめ)」に捧げられ、醸造安全と商売繁盛などを祈った。
永井宮司は「ご加護のもと、良い酒が仕上がり、市場に広く流通するとともに、多くの人たちが楽しめる日常が一日も早く訪れることを願います」と話した。
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