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日向薬師 12年に1度の稚児行列 寅年の4月例大祭で開催

文化

掲載号:2022年1月1日号

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72年前の例大祭で行われた稚児行列の参加者らによる記念写真(安藤洋一氏提供)
72年前の例大祭で行われた稚児行列の参加者らによる記念写真(安藤洋一氏提供)

 日向薬師宝城坊(内藤京介住職)の例大祭(春季本尊開扉大法会)が、今年4月16日(例年は15日)に3年ぶりに開催される見込み。2年間はコロナ禍で中止になった例大祭。寅年の今年は12年に1度の稚児行列も開催される。

 伊勢原市教育委員会によると、日向薬師宝城坊は奈良時代、霊亀2(716)年に僧・行基により開創されたとされ、約1300年の歴史をもつという。鎌倉時代には源頼朝自ら参詣し、妻の北条政子に至っては数回参詣している。

 同薬師の本尊は薬師如来像。国重要指定文化財で平安中期に製作されたもの。意図的にノミの彫り跡を残す鉈彫りで、一木造りで製作されている。普段は開帳しておらず、1月1日から3日(初詣)、1月8日の初薬師、4月15日の例大祭の年に5日間のみ、本尊の御開帳が行われている。

 また12年に一度、寅年の例大祭に稚児行列を行っている。稚児行列は、子どもの無病息災や成長を願いながら、鮮やかな衣装を身にまとい、化粧をした子どもたちが街中を練り歩く日本の伝統行事。内藤住職によれば、2月頃から準備を始めるという。

 寅年に行われる由縁は諸説あるようで、教育委員会が1983年に発行した「伊勢原史話第1集」には、「源頼朝は寅年(建久5年)の8月8日の寅の刻にお参りしている。身体が虎のように強健になるようにと寅年を選んだようである」と記している。さらに本尊の御開帳は昭和の初年までは、12年に1回巡ってくる寅年にのみ御開帳していたという。

 同薬師は霊山寺と称し、日向十二坊と呼ばれた多数の坊からなる日向修験の拠点の寺として栄えた。しかし明治の神仏分離によって霊山寺の別当(管理者)であった宝城坊だけが寺として残った。中世以来、薬師如来の霊場として、特に眼病に霊験ありとして信仰を集め、「日向薬師」の名で親しまれている。

前回12年前の稚児行列の様子
前回12年前の稚児行列の様子

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