2022年成人式実行委員会の実行委員長を務める 内山 実奈美さん 笠窪在住 20歳
知らない世界を知りたい
○…市内５つの中学校出身者が集まり、実行委員会形式で開催される伊勢原市の成人式。新成人14人などで夏から準備をしてきた。掲げたテーマは「アイと、ともに、生きる。」。アイには愛、伊勢原の頭文字、私のＩが、ともにには、友や共に繋がるなどの思いを込めた。「テーマだけで３〜４回変えた。読み手によって捉え方が変わる。新成人には、これまでを振り返りつつ、新たなスタートのきっかけにしてもらえたら」と呼びかける。
○…山王幼稚園、比々多小学校から自修館中等教育学校へ。現在は東海大学医学部看護学科の2年生。母親が看護師だったことから、人の役に立つ仕事に憧れて看護師をめざすようになった。父と兄が医師で、姉は薬剤師。中学生の頃には自分も医療の道に進むことを決めていた。「看護師は、自分の成長が人や社会のためになる、やりがいのある仕事だと思う」と目を輝かせる。
○…20歳を節目に、新しいことに挑戦してみようと実行委員長に。コロナ禍で委員会の他のメンバーと会えない中、コミュニケーション不足に悩んだ。日頃から人と接する際に、人の意見を否定しないことを心がけていたことが、委員会活動でも功を奏し、委員会をまとめることができたという。「自分が正しいと思っても相手にとっては正しいかわからない。相手の話を良く聞くようにしている」と話す。
○…自分の知らない世界への好奇心が旺盛で、音楽、読書、ファッション、アートなど趣味が幅広い。読書一つとっても、小説からマンガまでこだわりを敢えて持たない。「いろいろなことを知りたい。視野が広くなり、知識も増える。知らないことがあると、もったいない気がするから」とほほ笑む。
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