市内下糟屋在住の杉山修一さん(成瀬中1年)と大知(だいち)さん(成瀬小4年)の兄弟が、このほど行われた「ヒト型レスキューロボットコンテスト」の目視部門に出場。大知さんが優勝、修一さんが準優勝に輝いた。
同コンテストは、ヒト型ロボット1台と操縦者1人で参加するロボット競技。災害救助を題材とし、競技を通じてものづくりの楽しさを伝えるとともに、防災や減災の大切さや難しさを考える機会の提供などを目的に、2009年から開催されている。
競技は、約4m×2mのフィールド内で全長40cmほどのロボットを操作し、「トンネルくぐり」「段差乗り越え」「ガレキ除去」「要救助者搬送」の4つの課題で、かかったタイムなどを競う。今大会は新型コロナウイルス感染症を鑑み、課題を動画で撮影し、投稿するというリモート形式で行われた。
目視部門は、競技時間や要救助者の救助方法などが審査され、総合ポイントで順位が決まる。
大学生や短大生など12人が参加する中、杉山兄弟が1位、2位に輝いた。兄の修一さんによると、要救助者に見立てた人形を本当の人のように優しく運ぶため、ロボットの腕の関節の可動域を増やしたり、上半身と下半身が別々に動くようなプログラムを作ったという。「優勝できると思っていたので悔しい。来年はさらに難しい部門に出場し優勝したい」と意気込みを語った。
弟の大知さんは兄が作ったプログラムで出場。総合ポイントで兄を上回り優勝したが、審査員ポイントなどで兄を下回ったため「お兄ちゃんに全部勝ちたかったので悔しい」と話していた。
プログラムを自身で作成
杉山兄弟がロボットに興味をもったのは、兄の修一さんが小学2年生の時。厚木市内でロボットイベントや講習会などを行っている、ロボットゆうえんちで、小学生ロボットバトルを目にしたのがきっかけ。
もともとプラモデル作りが好きだったことから、弟も一緒に大会に参加するようになり、プログラムも学ぶようになったという。今回のプログラムは、父親の順一さん(40)とロボットゆうえんちが一部修正し、約3カ月かけ、100回以上練習して動画を投稿した。順一さんは「どちらかが優勝できると思っていたのでとても嬉しい」と喜びを語った。
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