伊勢原市柔道協会の会長を務める 松本 鉄雄さん 沼目在住 66歳
努力は必ず報われる
○…2021年度県体育功労者表彰・団体の部を受賞した伊勢原市柔道協会。1956年の設立以来、小学生大会や市民総体など長きにわたり柔道の普及に努めてきたことが評価された。協会には小学生を中心に約40人が在籍。現役警察官や教員なども指導者として参加する。「歴代会長の尽力のおかげ。受賞をはげみにさらに精進し、次の世代につなげていきたい」と喜びを語る。
○…伊勢原で生まれ、小・中学校を秦野で過ごした。中学ではバレーボール部に所属したが、進学した秦野高校では柔道部へ。監督と父親が知り合いだったことが縁だったという。体育教員をめざし日本体育大学へ。柔道部は全国の強豪校から入部した猛者たちばかり。「100kg超の選手がたくさんいて、ついていくのがやっとだった。寮で寝食を共にしたことで仲間との絆が生まれた。今でも連絡を取っている」と笑う。
○…大学在学中に柔道整復師の資格を取得。卒業後25歳で接骨院を開業した。柔道協会に入ったのは30代の初め。自身が大会に出場するため、練習していたところを誘われた。以来約30年。会長に就き20年が経つ。子どもたちには、相手を思いやる気持ちを持つこと、努力は必ず報われることを伝えてきた。自身も現役で6段。7段取得に向けて稽古に励む。「柔道を通じて多くの出会いがあった。継続してきたことが財産」と話す。
○…接骨院の仕事と週2回の稽古、週末は大会の審判員を務めるなど多忙を極める。空いた時間の楽しみは読書だ。父親が所有していた源氏物語を読んでから古典や歴史が好きになったという。時には妻と一緒に実際に史跡や寺を巡ることもある。「読書は知らない世界を知ることができて楽しい」と目を輝かせた。
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