高部屋神社の石積み改修を行った成瀬石材店の代表を務める 成瀬 善之さん 岡崎在住 43歳
日向石を後世に伝える
○…270年前の日向石が使われていた高部屋神社の石積み改修を手がけた。かつて日向地区で採れた日向石の歴史や文化を後世に残そうと、石を再利用した。石積みの改修は自身初めて。着工前に、香川県の丸亀城修復現場に足を運んで修復方法を学んだ。「昔ながらの景観を守りつつ、安全に配慮した石積みができた。自分にとっても勉強になった」と満足げに話す。
○…創業150年を超える成瀬石材店に生まれた。高部屋小学校、山王中学を経て日大藤沢高校へ。大学では土木を学び、卒業後は道路工事の施工管理会社へ入社した。「家業を継ぐことは子どもの頃から決めていた。小学校の文集に、将来石屋になると書いていた」と笑う。結婚を機に25歳で実家に戻り、3年前に代表取締役に就任。
○…40歳まで所属した商工会青年部での活動を通じて、街に愛着が生まれ、卒業後も街の役に立つことを続けたいと考えるように。2年前友人に、「日向石を使った建築をしたい」と相談を持ち掛けられ、「自分にしかできない」と思い、2人で日向石復興プロジェクト「サニーオン」を立ち上げた。50年前まで採掘していた日向石の歴史や石工文化などを後世に伝えるため、イベントに出店し、ワークショップを開催する。「日向石の存在を知ってくれる人は増えた。将来的には石材としての需要が生み出せたら」と語る。
○…2児の父親。休日は家庭サービスに時間を費やす。家族の理解があってプロジェクトの活動ができているという。妻がSNSでの情報発信を手助け。「プロジェクトは儲からないし綺麗ごとかもしれないがそれで良い。生まれ育った街のために胸を張って綺麗ごとを続けていきたい」と笑顔で語った。
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