れんげ祭りを主催する「ふるさと大田を守り楽しむ会」の会長を務める 亀井 貞之さん 下谷在住 85歳
原動力は「郷土愛」
○…地域住民との交流を目的に、市内下谷の大田地区土地改良区のほ場で毎年開催してきたれんげ祭り。主催する「伊勢原市ふるさと大田を守り楽しむ会」は、同土地改良区の会員で組織されている。祭りは、場内の散策や花摘みが自由にできるとあり、毎年3千人ほどが市内外から訪れるゴールデンウイークの風物詩になっている。「今年も会のメンバーの協力のおかげで祭りが開催できる。ぜひ多くの方に足を運んでもらえれば」と呼びかける。
○…下谷の農家の長男として生まれる。平塚農業学校を卒業して以来、農業一筋、今も米作りに精を出している。幼少期は周りの友人が野球をしている中、自身は牛を使い農作業に勤しんでいた。「体を動かすことが好きだったから野球がやりたかった。でも周りの大人から親を手伝って褒められるから、嫌ではなかった」と懐かしむ。
○…2011年に副理事長を経て同改良区の理事長に。16年には県内初の太陽光発電設備を設置したほか、昨年は農業用ドローンを導入するなど先進的な農業に取り組んでいる。「設立して20年。理事長などの役員職も、れんげ祭りの開催も、すべては郷土愛。生まれ育った土地への恩返しの思いが強い」とほほ笑む。頼まれると断れない性格で、どんな事にも誠実に接し、無欲でいることを心掛けてきた。
○…旅行が趣味。自ら車を運転して温泉地を訪れ、美味しい料理に舌鼓を打つのが楽しいという。「これまで健康でいられたのは10年前に他界した妻のおかげ。本当に良くしてくれたんです」と照れ臭そうに話す。若さの秘訣は、人前に出ることによる緊張感とクヨクヨ悩まないこと。これからも郷土愛を貫き、愛する伊勢原を後世に伝えていく。
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