感謝・記念品として贈られた「大山こま」
伊勢原市ＰＴＡ連絡協議会が５月29日、秦野市寺山在住の武勝美さん＝人物風土記で紹介（85）＝に、大山こまと、こまを置く台座を贈った。
これは武さんが同協議会の広報講座で、30年にわたって講師を務めたことに対する感謝を込めたもの。台座には「ＰＴＡ広報紙への長年に渡る御指導に心より感謝致します」の言葉が記された。
高部屋小を最優秀に
元中学校教諭の武さんは、これまで伊勢原市をはじめ秦野市などさまざまな地域でＰＴＡ広報や学校新聞の指導に当たってきた。
武さんが同協議会から広報講座の講師に招かれたのは１９８４年のこと。自身が担任を務める秦野市の中学校で、学級新聞が日本一になるなど、その指導が秦野市内外まで届き、数々の講座を開講するようになった。
伊勢原では１９９６年までの13年間と、２００５年から今年３月までの17年間を合わせ30年にわたって講師を務めてきた。その間、毎日新聞の「全国ＰＴＡ新聞コンクール」で、伊勢原市内では高部屋小学校を最優秀賞に、竹園小学校、桜台小学校、伊勢原小学校の３校のＰＴＡ広報を入選に導いている。「新聞が学校をより良くする」を信念に、「広報紙は作って終わりではなく読者に読まれて完成」と終始講座を通じて伝えてきた武さん。「このような品をいただけるとは思いがけなかった。新聞づくりは人とのふれあいの一つの形。これからも新聞づくりの必要性を伝えていきたい」と話した。
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