伊勢原市立中学校の生徒で構成する「中学生ヒロシマ平和の旅派遣団」のメンバー4人が7月29日、高山松太郎伊勢原市長を表敬訪問。平和記念式典への出席など、派遣団としての思いを報告した。
市は若年層の平和意識を啓発するため、市立中学校の生徒で構成する「派遣団」を、広島で行われる平和記念式典への参列や、平和記念資料館の見学、ヒロシマ青少年平和の集いなどへ1995年から派遣している。
新型コロナウイルス感染症の影響から、2年間は派遣ができておらず、今年度は3年ぶりに広島に派遣され、式典への出席のほか、平和の集いへの参加を予定している。
平和作文の優秀賞受賞者
派遣団は市立中学校3年生を対象に募集した平和作文の優秀者、須藤寿友さん(成瀬中)、今井陽香さん(中沢中)、矢本はなさん(山王中)、廣山悠さん(伊勢原中)の4人。市市民協働課の担当者によれば、青少年平和の集いでは、伊勢原市など10の自治体から中学生の派遣団が参加し、グループワークなどを行う予定だという。
団長を務める須藤さんは、「中学生にできることは少ないかもしれないが戦争の悲惨さなど後世に伝えていくことが大事だと思う。実際に広島でいろいろなことを体験し学んできたい」と話す。また今井さんは「自分たちと年齢が近い人たちも被爆した。そうした人たちからも体験を聞きたい」。矢本さんは「戦争当時のものを見聞きして原爆についての考えを広げていきたい」。廣山さんは「自分が感じてきたものを伊勢原の人や学校の人たちに伝えられるようしっかり学んできたい」と意気込み、それぞれが目的をもって臨む。
8月26日(金)、27日(土)には市民文化会館で「平和を祈念するパネル展示」を開催。市が保存する戦争資料や派遣団の参加報告などが展示される。
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