市内上粕屋の旅籠屋「紙屋」で1877(明治10)年11月19日に殉職した祝井盛武巡査の慰霊祭が11月17日、事件現場跡地の祝井巡査慰霊碑前で行われた(鵜川医院前)。
この日は伊勢原警察署の小下光一警察署長をはじめ、同署の若手警察官、伊勢原地区警察官友の会や警親会伊勢原支部などの警察関係団体、旅籠屋だった鵜川家が参列。小下署長は「不幸な事件が起きないよう、これからも安全安心なまちづくりのために努めていきたい」とあいさつ。故祝井巡査の慰霊を続けている鵜川家に対しても、感謝の意を表した。
事件の概要と鵜川家との関係
1877年11月19日上粕屋村の旅籠屋に下宿する男が旅籠屋の娘に求婚を断られ、日本刀を手に娘を監禁。通報を受けた祝井巡査が現場に駆け付け男の説得を試みた。しかし男は逆上し日本刀を振りかざし巡査に襲い掛かってきた。祝井巡査は重傷を負いながらも日本刀を奪うが、男が隠しもっていた短刀で胸など数カ所を刺され、29歳の若さで命を落とした。
鵜川家では祝井巡査を命の恩人として、事件以来慰霊を続けている。
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